「メールゲーム」は、メール(手紙)を使って遊ぶ、RPG(ロールプレイングゲーム)の一種です。
しかしメールゲームは、ゲーム専用機などでも遊べるおなじみのRPGとは大きく異なります。まず、自分だけのキャラクターをつくって遊べること、そして、キャラクターを自分の思うように行動させられること(すべてが思いのまま、というわけにはいきませんが)、さらにもうひとつ、他の参加者とともに遊び、競い合う楽しみがあることです。
メールゲームは、多くの参加者が一度に同じひとつのゲームをプレイします。彼らはあなたと同じように自分だけのキャラクターを創り、ゲームに参加しています。彼らはゲームの中であなたの味方となり、時には敵やライバルとなって、あなたの前に現れます。
もちろん、彼らに連絡を取ったり呼びかけたりして、一緒に行動をとることもできます。メールゲームは出会いのゲームでもあり、メールゲームという共通の話題を提供することで友達の環が広がっていくのを助けます。
「それって、インターネットでのリアルタイム・ネットワークゲームとどう違うの?」
ずばり、物語性の差があります。メールゲームでは、自分のキャラクターのとりたい行動を専用のシートに書いて送ると、その行動が成功するかどうかをマスターと呼ばれる専門技能を持った人が判断し、結果を判定してくれます。ネットワークゲーム上のキャラクターは、あらかじめプログラムされたシナリオや行動以外のことはなにひとつできませんし、プログラムには限界がありますが、マスターたちの創造力や発想力には限りはありません。しかも、大勢のキャラクターたちがあなたのキャラクターの行動に絡んできます。キャラクターたちの行動次第で展開も変化するので、予想もしなかったストーリーやドラマが生み出されていく可能性すらあります。
「誰が遊んでも同じようなプログラムされた世界」から手に汗にぎる「自分たちでストーリーを生み出してゆくインタラクティブな世界」へとあなたをいざなうのが、メールゲームなのです。
「……でも、参加費が2万円台って高くない?」
確かに、ゲームに参加する金額で、たくさんのゲームソフトや小説、マンガが買えるでしょう。でもそこにはあなたのオリジナルキャラクターが登場しているものはありません。メールゲームは、マスターが判定したキャラクターたちの行動の結果は「リアクション」と呼ばれるミニ小説になり、毎回あなたのもとに届きます。いつ読み返しても、あなたのキャラクターや仲間たち(そしてライバルたち)が活躍している小説を読むことが出来るのです。しかもリアクションは、全部の回を足せば小説単行本1冊ほどの分量になり、読み応えも十分です。
「でも、遊びかたが難しそう……」
安心してください。あなたは、毎回送られてくるリアクションや情報誌を元にキャラクターの行動を決め、専用のシートに記入して郵送するだけでいいのです。ひとりでも手軽に楽しめ、他のゲーム参加者たちと連絡を取り合えばさらに楽しめるのがメールゲームなのです。
《キミも『アクエリアン』》
海。それは人類に残された最後のフロンティア。
地球の約7割を覆うこの水の世界は、いまだ我々の知るところのない多くの謎を秘めている。深海についてはあの月よりも知られていることは少ない。人類にとって深海は宇宙よりも遠くて未知なる世界なのだ……。
『深世海アクエリアン〜深淵のセイレーン〜』の舞台は西暦2020年の海。21世紀の訪れとともに人類は謎の知的生命体「セイレーン」と接触。しかしセイレーンは地球規模のカタストロフをおこし人類を滅亡寸前へと導いた。
ギリシア神話の海の怪物にちなんで名付けられた、その正体不明の敵は、遙かな星からの侵略者か? 海底人か? 知られざる異世界の魔物か? はたまた失われた大陸文明の生き残りなのか?
唯一、わかっているのは、セイレーンが人類到達の困難な深海に潜んでいる知的生命、ということだけだ。冒険の果てに我々が直面するだろうその真の姿とは……?
20年の歳月をかけて生き残った人々は最新鋭の潜水戦闘用人型兵器「ヘルダイヴァー」を中心とした「超深海潜水艦艦隊ブルーアーク」を組織、セイレーンへを殲滅すべく、今、人類の存亡を賭けた戦いに臨む!
……とまあ、以上がゲーム世界の大ざっぱな説明。キミたちプレイヤーは、勇敢な戦士となってセイレーンに立ち向かうのだ! と言いたいところだけど、なにしろこの時代に生きていて戦力になりそうな人間と言えば、21世紀生まれ(アクエリアン・ジェネレーション)の、いままさに青春ピークの若い世代がほとんど。いくら人類の命運が賭かった戦いだからって、そこは若者、使命感もあるにはあるけど、訓練や戦闘ばかりじゃ息が詰まる。エッチもいっぱいしたいし、遊びもしたい! ってな感じで、ノリは努力と根性と、愛と勇気と友情の、ほとんど青春学園ドラマなのだ! 堅っ苦しいミリタリー知識なんかゼロでも、まったく問題なく楽しめるので、気軽に参加して欲しい!
『深世海アクエリアン 〜深淵のセイレーン〜』は全8回、平成12年2月にゲームスタートを予定。定員に達し次第、参加申込を締め切るので、なるべくお早めに。
ただし、参加するためには18歳以上であることが必要だ。ゲームの表現の自由度を高くするために、暴力的・性的な描写が最小限の規制で描かれているからこれだけは厳守! キミたちの参加を待ってるぞ!!
《ヘルダイバー出撃》
こぽこぽっ……。
関節部のくぼみに残っていた空気が、はるか彼方の水面めがけて掛け上っていく。
「……現在のところ、異常なし」
一瞬気泡を見つめたあと、あなたは視線を元に戻した。ヘルダイヴァーに搭乗し、5機の僚機とともに沖横須賀島近海をパトロールするのが今回の任務だった。ブルーアーク艦隊が出撃して手薄になったときには、沖横須賀潜闘術科学校のダイヴァー資格3級以上を持った志願生徒でローテーションを組み、パトロールをする決まりになっているのだ。
エースダイヴァーの天海宮マリモにはかなわないが、あなたも早い時期に3級を取得しており、2級取得の訓練のために志願してここにいた。
「……現在、旧横浜市街地を通過中」
海底の市街地跡に目をやると、澄み切った青い海が高精度モニタ一面に広がり、沈んだビル群と奇妙なコントラストを作り上げていた。目の前に広がる、天然と人造物が調和した光景は、破滅的な破壊をもたらした敵……セイレーンと呼ばれる、深海に潜む謎の知的生命との戦いが残した生々しい傷跡だった。
歴史では、その日は「奈落の日」と呼ばれている。
それは、戦争と呼べるものではなかった。一方的な殺戮により、人類のほとんどが死滅。現在人類が生き残っているのは、突然攻撃をやめた彼らの気まぐれのおかげだとしか言いようがなかった。
『ねぇ〜、こんな所まで来てなに見てるニャ?』
ヘッドマウントディスプレイに派手な”ミケ猫”のエンブレムが映る。クラスメート・猫戯葦 深青(ねこじゃらし・みゃお)のヘルダイヴァーからの近距離通信だ。
「いや……綺麗だなぁって思って。不謹慎かな」
『確かに、綺麗なお魚だニャ。美味しそうだニャ』
モニタに、深青のヘルダイヴァーが魚の群の中に入っていく様子が映る。彼女は性格や行動そして好物まで猫のような少女で、学校中の人気者だ。
普段なら、彼女の周りにはたくさんの生徒がいて、話しかけることも出来ない。あなたは、この偶然に感謝し、ふたりっきりの時間を堪能したかったが、現実はそれを許してくれなかった。
ビ〜ッ! ビ〜ッ!
「……なんだ?」
生体レーダーに、巨大な影が映っていた。それは、赤い光点……セイレーンたちの戦闘用生物兵器だった。
識別コード名は巨大生物モビーディック。巨大な潜水母艦すらも一撃で粉砕する戦闘力を持った、セイレーンたちの戦略兵器だ。
ピピピッ。
あなたはすぐさま、パトロール隊の指揮を執る鬼河内教官へと発信した。
「コーチ! 聞こえますかコーチ! こちら3番機!」
『3,4番機! 何をやっとるかっ! さっさと定位置に復帰せんか!』
骨伝導イヤホンから、鬼コーチ……もとい、鬼河内刃教官の怒声が響く。
「すいません、コーチ! それは出来ません。前方0時の方向に敵影! モビーディックです!」
「なにっ! すぐに脱出しろ! ヘルダイヴァーの武装では太刀打ちできんぞ! 分かったか!」
実物を見れば、太刀打ちできないことなど直ぐに分かる。だが、あなたは脱出するわけにはいかなかった。
『にゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!』
巨鯨サイズの生物兵器モビーディックは、魚に気を取られていた深青のヘルダイヴァーに迫っていたのだ。
なんとかモビーディックの注意を引かないと、このままでは彼女が殺られてしまう!
「4番機は見捨てて早く回避行動に移れ! おい……」
ぶつん。
あなたはコーチとの通信を強制切断し、NS魚雷を装填したハイドロキャノンのトリガーに手を掛けた。
照準一杯にモビーディックが映る。魚雷に追尾データを入れるまでもない。撃てば当たる。
「深青ちゃん! ビル群の中に逃げ込むんだ!」
『わかったニャ!』
深青のヘルダイヴァーは、慌てて海底へと降下する。
あなたは彼女が離れるのを待ってからトリガーを引き、4発の魚雷を射出した。
目標命中まで、およそ30秒。射出された魚雷は、まっすぐに巨大な生物へと突き進んでいく。そして……。
ぐわん! ぐわん! ぐわん! ぐわぁん!
魚雷が爆発した振動が、衝撃となって伝わってきた。
「さあ、怒れ! 怒ってこっちに向かってこい!」
あなたの狙いどおり、モビーディックはターゲットを深青からあなたへと切り替えた。
赤く輝く瞳に憎悪を宿らせたモビーディックから、無数の赤い光点が分離するのが肉眼でも見えた。体内に収納していた小型生体兵器を『発艦』させたのだ。
コンピュータは冷静に、敵機数が174機だと報告してきた。1機の戦闘力はヘルダイヴァーに劣るが、数が違いすぎる。彼らも引きつけないと、深青は……。
あなたは彼らに向かって魚雷を発射し誘導を試みた。
「ついてこい……ついてこい!」
狙い通り、小型生物兵器はあなたのヘルダイヴァーを追撃してきた。あなたは全力で離脱をはかったが、生体レーダーに映る赤い光点の群は、徐々に機体へと接近してきている。
「……湾岸警備用ヘルダイヴァーじゃ、これが限界か」
コンピュータが、無情なカウントダウンを開始する。
あと5、4、3、2、1、……0!
あなたは死を覚悟し、歯を食いしばった。
ヘルダイヴァーが赤い光点に包まれた瞬間、鈍い音とともにすべての電力がカットされた。
『3号機のダイヴァー。お前は戦死した』
コーチの声が、真っ暗な闇の中に響いた。
『訓練は終了だ。水面に浮上するまでの間、そこで頭を冷やしておけ』
「え……? 訓練だったんですか?」
あなたが実戦だったと思っていたのは、実は精巧に仕組まれた模擬戦だった。
『訓練だったからお前は生きている。違うか?』
「……はい」
『なお、貴様と猫戯葦深青の両名には、罰として今回搭乗したヘルダイヴァーの整備を命ずる。本来、訓練中の戦列離脱の罰は校庭100周だが、仲間を見捨てなかった貴様に免じ、今回はそれで勘弁してやる。以上だ!』
再び、暗闇の中に沈黙が戻った。
5時間後。あなたは、ブルーアーク基地に帰還した練習潜水母艦の格納庫に座り込み、自分が搭乗したヘルダイヴァーを見上げていた。
校庭100周がないだけマシだったが、ヘルダイヴァーの整備もかなりの肉体労働だった。駆動部の確認、耐圧シールの確認、武器の確認、操縦システムの確認……やるべきところは山のようにあった。
「……ようやく終わったぁ」
全部点検しおわってみれば、もうすっかりと日が暮れていた。格納庫には、もう誰もいない。
……いや、誰もいないはずだった。
「おつかれさまニャ」
格納庫の入り口のそばに座っていた深青が、あなたに向かって手を振ってきた。
要領がいい(というか、いいかげんな)深青は、数時間も前に整備を終わらせて帰ったはずだった。
「あれ? 深青ちゃん、何か忘れ物?」
首を勢い良く振る深青。リンリンと、襟元のリボンを止める鈴がなった。
「……お礼をしようと思って、待ってたニャ」
「お礼って言っても、あれは訓練で……」
「でも、かばってくれたときには、訓練だって知らなかったニャ!」
深青はじっと、猫のような瞳であなたを見つめた。
すっ。二人の距離が一気に縮まる。
「……他には誰もいないニャ」
甘い香りが、鼻孔をくすぐる。深青は柔らかいバスト押しつけながら、そっと頬ずりした。
「ミャオはH大好きだニャ。でも……ミャオは嫌いな人とはHしないニャ。ミャオはしたい人とするんだニャ」
「…………」
それからの二人に、言葉は必要なかった……。
二人は一緒に心地よい時間を過ごしたあと、格納庫の端で他愛のない話をしていた。今回の訓練から基地祭の出し物まで、色々と。このまま時間が止まればいいのに……そんなあなたの願いを、また警報が邪魔した。
ビ〜ッ! ビ〜ッ!
「何だ!? また訓練か!」
「違うニャ! 本物の緊急出動コールだニャ!」
ばっ! あなたは急いでアムニオン・スーツを身に纏い、自分のヘルダイヴァーへと掛けだした。そしてその勢いのまま、アサルト・クレイドルのダイヴァーシートに身を滑り込ませる。
「システム起動! モード・スクランブル!」
全身を、心地よい緊張感が通り抜けていく。
『おう、ひよっこ。ずいぶんと準備が早いな』
コーチからの通信が届く。コーチは既にヘルダイヴァーに搭乗していたようだ。
『今度は戦列を離脱するなよ』
「はい!」
『じゃあ、付いてこい。コントロール、出撃許可を!』
シュート口が開き、青い海が再びあなたを出迎える。
戦士であるあなたを……戦いの地へと導くために。
※パンフレットは18歳未満も閲覧可能なため、表現をソフトにしています。
『深世海アクエリアン〜深淵のセイレーン〜』を遊ぶには、参加登録料と毎回のゲーム料金が必要です。また参加登録のみの受付はできません。ゲーム料金のお支払いは何回分でもかまいませんが、最低1回分のゲーム料金が必要です。
参加費=参加登録料5500円+ゲーム料金2700円×参加回数(1〜8回)となります。
「とりあえず1回だけ遊んでみようか」という場合は、8200円、8回分を一括でお支払いになりますと、割引料金で26000円になります。
参加費のお支払い方法は、郵便振替と現金書留の二通りがあります。
○ 参加費一覧 ○

■郵便振替でお申込みの場合
郵便局にて、参加費(キャラクター登録料+各回のゲーム料金+消費税)を郵便振替で下記口座に払い込みます。用紙は郵便局で入手できます。
口座番号:00160−2−615423
加入者名:GODDESSレーベル
通信欄には参加ターン数、あなたの職業、年齢、性別を記入します。
払込時に受け取った払込金受領証は、事故などがおこった際にお支払いの証明となりますので、大切に保管します。
○ 郵便振替用紙記入例 ○

■現金書留でお申込みの場合
現金封筒に参加費を同封してお申し込み下さい。
その際、参加ターン数、あなたの職業、年齢、性別を記入したメモ等を作成し、必ず同封して下さい。
なお、郵便振替用紙の払込人住所氏名の欄や、現金封筒の差出人欄にはあなたの住所(建物名、室番号まで)氏名を正確に、ていねいに記入して下さい。記入漏れや省略、判読しにくい文字がありますと、事故のもとになります。
第1回参加の申し込み締め切りは、平成12年2月29日(消印・受付日付印有効)です。第2回以降の参加申込締切日につきましては、別途お問い合せ下さい。
約1〜2週間ほどで、お手元にゲームを遊ぶための詳しいガイドブックなどが入ったスタートセットが届きます。2週間以上経っても何も送られてこないときは、電話かハガキにてお問い合せ下さい。(第1回参加のためのスタートセットは、平成12年1月31日以降の発送予定です)
○ 現金書留申込方法&メモ作成例 ○

■諸注意
・所定の手続き以外の方法でお申し込みになっても、万一事故が起こった場合、弊社では責任を負いかねますので、あらかじめご了承下さい。
・複数のキャラクターを低料金でプレイできる、サブ・キャラクター制度もあります。リアクションや情報誌などは送られませんが、サブアクションによってキャラクターの成長を楽しめます。詳しくはスタートセットに同梱されるプレイングマニュアルにて解説します。
・ゲームの参加を取りやめたい場合は、スタートセット到着後2週間以内にスタートセットを返送して下さい。(返送料は御客様の御負担になります) お支払いになりました全額を返金いたします。
・参加申し込みでのご不明な点やご質問は、お電話にてお問い合せ下さい。
・『深世海アクエリアン〜深淵のセイレーン〜』は、18歳未満の方の参加は御遠慮いただいています。ご注意下さい。
・弊社からの配布物に掲載されている内容は、予告無く変更になる場合があります。
■宛先&お問い合わせ先
〒167-8649 荻窪郵便局 私書箱49号
GODDESSレーベル
『深淵のセイレーン』参加係